発達障害(ASD, ADHD)
発達障害とは、生まれつき脳の働き方に特性があることにより、対人関係や仕事、日常生活での適応に難しさを抱える状態です。代表的なものにASD(自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)があり、大人になってから気づく方も少なくありません。「自分は普通にできない」と悩み続ける前に、一度ご相談ください。当院では、大人の発達障害に対して、働く人・学ぶ人の視点に立った診療を行っています。
発達障害(ASD・ADHD)の症状について
ASDやADHDには、それぞれ異なる特性がありますが、併存している方も多く見られます。
ASD(自閉スペクトラム症)の主な特徴
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雑談や空気を読むのが苦手
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曖昧な指示が理解しづらい
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興味が偏りがち、こだわりが強い
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スケジュールやルールの変更に不安を感じる
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人の気持ちに気づきにくい、または気にしすぎて疲れる
ADHD(注意欠如多動症)の主な特徴
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ケアレスミスや忘れ物が多い
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話を聞いている途中で注意が逸れる
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思いつきで行動してしまう
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じっと座って作業をすることが苦手
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締切があるのに先延ばしにしてしまう
これらの特性が強く出てくると、仕事や人間関係でつまずきやすく、「なぜ自分だけ…」という自己否定につながりやすくなります。
発達障害の原因について
発達障害は、先天的な脳の働き方の違いによるもので、育て方や性格が原因ではありません。
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遺伝的な傾向が関与しているとされている
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脳の特定の領域での情報処理の特性
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幼少期には目立たず、大人になってから困難が表面化することも多い
また、背景に発達障害があると、適応障害やうつ病、不安障害などの二次障害を引き起こすこともあります。
大人の発達障害の特徴
子どもの頃は「ちょっと変わってる」「忘れっぽい」で済んでいたことが、社会に出てから大きな困難として現れることがあります。
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ミスが多く注意されやすい
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同じパターンで転職を繰り返す
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対人関係の距離感がつかめない
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「自分は仕事ができない人間だ」と感じてしまう
一見、まじめで優秀に見える方でも、心の中では「頑張っても空回りしている」と苦しんでいるケースが多く見られます。
発達障害の診断と治療について
1. 問診と心理検査
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幼少期の様子や現在の困りごとについて丁寧にヒアリングします
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心理士が実施したWAIS-IV(知能検査)などを必要に応じて参照することがあります
2. 環境調整・支援策の提案
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仕事のやり方の見直し、メモの取り方、タスク管理の工夫など
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「何に困っていて、どう工夫すればよいか」を一緒に考えていきます
3. 薬物療法(必要に応じて)
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ADHDに対しては、集中力の改善や衝動性を抑える薬があります。治療薬については2026年3月13日のブログもご参照ください
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ただし、薬がすべてではなく、生活の工夫と並行することが大切です
4. 専門職との連携
当院では「単に診断して終わり」ではなく、その人がどんな困りごとを抱えているのか、どんな支援があれば日常生活がスムーズになるかを一緒に探していきます。
発達障害についてのよくある質問
Q1. 自分が発達障害かどうかだけを知ることはできますか?
A1. はい、可能です。当院では診断目的の相談も受け付けております。ただし、ご希望に応じて、検査や診断書作成にはお時間をいただくこともあります。
Q2. 発達障害だと診断されたら、会社に報告しないといけませんか?
A2. 義務ではありません。ただし、必要に応じて配慮を求める場合には、診断書や意見書を発行し、職場と調整することも可能です。
Q3. 薬を使いたくないのですが、それでも診てもらえますか?
A3. はい。薬物療法はあくまで選択肢のひとつです。まずはお話を伺い、生活の工夫や心理的サポートで改善が期待できる場合も多くあります。
院長より
私たち「あすを生きるメンタルクリニック吉祥寺」では、大人の発達障害の診療に特に力を入れています。
なぜなら、社会で苦しむ若い方々の背景に、気づかれなかった発達特性があるケースを、日々多く見ているからです。
「こんなに頑張っているのに報われない」
「周囲の人と同じようにできない」
そんな気持ちを抱えている方、一人で抱えず、どうか一度ご相談ください。
私たちは、あなたの力がきちんと発揮できるような支援を全力で行っていきます。
関連項目
